科学には、大まかに、三種類あると思います。
特に・・「政治的」に見て、三種類あると思います。
1つは、「タテマエどおりの科学」です。
科学は本来、客観的なエビデンスを立てることが必要とされていますが、
できるだけ「誠実」に客観的エビデンスを立てて証明されている
科学が分類の一つ目です。
物理学で、今でも、最高峰の理論と言われているのは
「量子論」と「相対性原理」ですね。
相対性原理が「点」を問題にしているということにおいて、
量子論の側から見ると、「相対性原理」は「古典物理学」とも呼ばれる
そうですが。
「量子論」は「相対論」を乗り越える形で発展してきて
いますし、点ではない「量子性」を扱ったことで先端に
躍り出たわけですから、「相対論より進んでいる」というポイントに
こだわるのでしょうね。
そして・・・量子のミクロの世界は、時間もなく、質量もなく、
因果関係もない世界ですが
(ヒッグス粒子が質量を生み出す、という話はどうもマユツバですし・・)
時間に興味がある場合、
時間を「時空」という形で、計算可能な存在にしているのは、
相対性原理のほうですね。
科学とエビデンスの関係は絶対とされていますが、
案外、ユルイものが多いようです。
結局、要するに、「学会での同意」が形成できればいいわけです。
ニュートンの万有引力には、いまだにエビデンスが無いそうですし、
「飛行機が飛ぶ理由」も、科学的に証明されたことはないそうです。
飛行機は、あまりにも、可視の存在なので、
「飛行機は、飛ぶ」という理論が、疑似科学扱いされることは
ないのですけど。
「エビデンスを立てることに誠実に取り組」んでいるとしても、
エビデンスの正確さは、けっこう様々です。
それでも・・・少なくとも「誠実にエビデンスを立てようとしている」ものは
いちおう、一つ目に分類したいです。
科学と呼ばれるものの二つ目。
「いい加減なエビデンスがエビデンスとして認められている」
あるいは「単なる、もっともらしいストーリーがエビデンスがわりに
される」場合です。
水がめ座さんが問題にしているような分野ですね。
この二つ目のものは、なかなか厄介ですよ。
私の実生活からの観察によると、インテリほどこの二つ目を信じやすいという現象が見られます。
インテリは、だいたい受験秀才なので、「あらかじめ決まっているもの」を受け容れるのが得意だし、「暗黙の規則」を認識するのもうまいのでしょう。さらに受験秀才になるくらいなので、「権威」への親和性が
高いかもしれません・・・。
20世紀の心理学のほとんどや、
ダーウィニズムの進化論
ビッグバン宇宙論
ヒッグス粒子の存在
万有引力
絶対時間
「よくできたお話」ではありますが、証拠は何もないと言っていいと
思います。
科学と呼ばれるもの三つ目。
専門家の本などで、盛んに「科学的だ」と認められ、
さらにエビデンスもコッテリとあるにも関わらず・・・
世の中一般では、あくまでも無視されたり、
あるいは・・物理学者が研究することがはばかられるように
なっている分野です。
「量子場」関係のものは、ほとんどそうみたいです。
電磁波の研究も、制限されていると思います。