正統・竹内文書には、八咫烏のことも書いてあるという。
以下に書くことは、竹内家に伝わることである。
神武東征の時に金鵄(きんのとび)が駆けつけて
神武を助けたと記紀にあるが、
金鵄は八咫烏であり、
八咫烏とは、すなわちアヂスキタカヒコネであるという。
さらに、神武とナガスネヒコが戦っているときに「ニギハヤヒ」が現れたことになっているが、
この場合のニギハヤヒは「世襲名」であるという。
最初のニギハヤヒとは、別人であるという。
竹内家当主によると、「古事記」と「日本書紀」でアウトなのは、
まず年代がアウト。600年ずれているという。
神武東征は西暦50年ころなのに、紀元前660年を
神武建国の年にしてしまっている。
さらに「古事記」「日本書紀」は、とりあえず世襲名という発想をしないと、解釈できないという。
例えば今の天皇陛下も、神武天皇も、同一人物というような見方である。
オオクニヌシも、ニギハヤヒも、ヒコホホデミも、
コトシロヌシも、記紀においては、すべて世襲名。
ホホデミとコトシロヌシは、8代続いているという。
コトシロヌシは、八重コトシロヌシとも書かれている。
これは8代続いたことを表すという。
神武天皇は、
カンヤマトイワレヒコホホデミノミコト
神日本磐余彦火火出見尊
ヒコホホデミという名前がついていた。
つまり、日向のヒコホホデミの王朝も、出雲の事代主の王朝も、
8代くらい続いていたけど、古事記と日本書紀では
8代を1代に、はしょっている。
以上、竹内家当主の説明より。
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ところで私は彦火火出見という名前が気になっています。
「ヒコホホデミは、火が出るところを見ている人という意味だろうか」と
思うわけです。
なんの火だろう?
例えば、火山の溶岩ということはありえないのか、とか。
本当に、何の火なのでしょう。
知ってる方、教えてください。